十勝での永遠の森 好評にて終了しました

2024/02/25

幕別町百年記念ホールのスタッフの皆さんが「こんなこと初めてかも」とお話しになられていたのですが、開場30分前から並びの列が出来始め、開場時には既に多くの方がご来場してくださり、プレトーク時はたくさんのお客さんがお座りになるという状態で始まりました。
文果組理事であり東洋大学准教授の小島貴子さんの絶妙な進行により、原案者の藤野英人さん、原作・脚本の北康利さん、協賛者である和田農園の和田政司さんが、十勝の素晴らしさ、本多静六博士の功績、本公演の魅力を各々の立場からお話しいたしましたが、プレトークの登壇者全員、会場からお客様の温かさが伝わってきたと感じていたようです。

本編は、日本の公園の父と言われている本多静六博士の生涯を、博士も耳にしたであろう各時代の日本や外国の名曲を織り交ぜながら、朗読形式で進めており、臨場感溢れる森の景色を映し出したプロジェクションマッピングは、ホールの反響版の立体感が加味され、吸い込まれるような素晴らしさでした。歌劇『ジャンニ・スキッキ』より、“私の愛しいお父さん”、歌劇《セルセ》より、“慕わしい木陰よ”、シューベルト『菩提樹』、歌劇《オルフェウス》より “エウリディーチェを失って”ではハンカチで涙を拭うお客様もいらっしゃいました。
構成・演出・本多静六役という大役を担われたバリトン歌手の原田勇雅さん、本多銓子役を務められたソプラノ歌手の宮澤尚子さん、島邨夫人役を務められた杉山由紀さん、ピアノの谷合千文さん、弦楽四重奏の荒巻美沙子さん(ヴァイオリン)、鈴木葵さん(ヴァイオリン)、斎藤麻衣さん(ヴィオラ)、小林奈那子さん(チェロ)、久富先生、寺川先生率いる帯広アドニス少年少女合唱団の皆さん、プロジェクションマッピングを手掛けたアライ音楽企画の皆様、お客様が感動する舞台を創ってくださりありがとうございました。
なお、こちらの公演について、地元新聞社が2度に渡って記事に取り上げてくださいました!

本公演は、一昨年10月に大宮のRaiBoCホールで行われた初演を見に来てくださった有限会社和田農園の和田社長の「素晴らしい!」という一言により、「全国公演は十勝から」という合言葉で最初の一歩が始まりました。幕別町百年記念ホールからは、共同開催のアイディアをいただき、優秀なスタッフの方にサポートいただいただけでなく、当日は幕別町民劇場の皆様がホールサービスを引き受けてくださいました。協賛してくださった帯広信用金庫の皆様も高橋理事長、八木専務、立花部長を始めとするたくさんの方が公演にいらしてくださいました。職員の田中美香さんは、お休みの時も送迎や広報告知のサポートをしていただきました。また、幕別町百年記念ホールの強力な支援者である吉村様、帯広市民オペラの会の松崎様、芽室町のキーマンである小林様、熱中小学校の主宰者である木野村様にはチケット宣伝もたくさんしていただきました。このような多くの皆様のサポートにより本公演が好評にて終了することができ、文果組の四年間の集大成として相応しい主催公演であったと思っております。
ご来場の皆様、関係者の皆様、全ての皆様に感謝いたします。